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人とまちのために。

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浅井くにおは、まちへの熱き思いで活動します。町山づくりと大木・屋敷林、畑を残します。

なぜ政治へ

自然を学ぶのではなく自然から学べ

区内では貴重なクヌギ林  私が生まれ育った頃の杉並は、畑や草むら、屋敷林、田圃などが広がり、昆虫や鳥などの動物と普通に触れ合うことができました。こうした生活環境が浅井くにおの原風景、原体験となり、迷わず目指したのは、造園やまちづくりといった生活環境に係わる仕事でした。

 私が恩師、中村武久先生、内海廣重先生、林弥栄先生から学んだことは、「フィールドワークが一番大事」「自然を学ぶのではなく自然から学べ」「見る目を養わないと対象は見えて来ない」ということでした。

人は大海の中の魚一匹の存在

群馬県尾瀬  また、登山をする中で学んだのは、「人は大海の中の魚一匹の存在」「自然を保護するなどおこがましい」「人間が自然に保護されている」ということでした。植物について学びながら研究の対象は動物、そして昆虫たちへと移り、社会人になる頃には自然との付き合い方は自然体に、「緑」から水や土、生き物などを含めた「みどり」に関する仕事を目指すこととなりました。

 私がなぜ地方公務員になったのか、その理由は大きく二つでした。一つは、自分の生まれ育ったまちのために働きたかったこと。もう一つは、動植物が好きなため、そのセンスを活かして仕事がしたかったことです。そして、特別区の採用試験に造園技術職として合格し、とても運良く希望が叶い杉並区役所に採用となりました。

造園技術職は「園を造る」職種

 「造園技術職」は、杉並区役所の職員約3800人の中で20人足らずの職種です。仕事は都市公園の整備や維持管理、区内の緑の保全・創出、杉並を住み良いまちとするためのまちづくり等が担当です。ずっと自分の仕事を「園を造る」職種であると考えていました。そして区民のみなさんのために36年間仕事をしてきました。

なぜ私が政治を目指したのか

杉並区最大級のケヤキ  一つは、私達が自然界の中で動物として暮らすには、多様化している人間向けの行政需要の中でしっかりとみどりや都市環境に目を向け、リップサービスではない環境重視の政治を推進する必要があると考えたからです。私が仕事で取り組んだみどりの分野は、人間の生命に直結していないことからか、行政の重要課題になりにくいことです。都市への人口集中による居住環境整備等の方が当然行政上の優先度が高くなり、畑は都市に無くても近郊にあれば良いと考えられ、空地(くうち)と捉えられた畑は住宅に代わって来ました。

 そして、家の回りの生活環境は悪化しても建物の性能はどんどん良くなり、一歩家に入れば外がどんなであれ快適な生活がおくれるようになってきました。当然のように森や大木が無くても快適な部屋さえあれば、健康な生活が送れると多くの人は思い込んでしまっています。生活環境を悪くするスパイラルから早く抜け出ないと、自然淘汰が始まるのではと考えています。

ギフチョウ  二つには、次世代を担う子どもを健やかに育てるためには、知識重視の学習に偏ることなく、自分たちが自然界の一員であることをしっかり学ばせる必要があります。現在いじめや自殺などが起こっている要因のひとつは、子どもの成長過程での自然体験が少なく、生き物の痛み、行動の限度、命の尊さ、生物の生育・生息環境の保全などを知ることができなくなっていることにあると考えています。幼児期から小学校低学年頃までの間に様々な自然体験をしっかりさせることが重要です。また、子育て環境を整備することも必要で、施設整備に目が向きがちですが、身近な公園などで自然体験が出来るハード、ソフトの環境整備を今まで以上にする必要があると考えています。

杉並を住み良く住み続けられるふるさとへ

緑のカーテン  私たちが快適で健やかに暮らすための行政需要は多岐に渡ります。その全てに対してオールマイティな政治家はおそらく居ないと考えています。また、みどりを専門にする政治家もほぼ居ないでしょう。私は、長年学んで来たみどりの分野、そしてみどり行政の経験を十分積み、行政内部も良く見えています。しっかりと地域に目を向け地域の歴史や土地柄などを考えながら、まちに関する様々な情報から環境重視の住み手のためになる手立てを総合的に行う政治が必要と考えています。浅井くにおは、生まれ育った杉並を住み良く住み続けられふるさとと思えるまちとするために、これまでの知識・経験を最大限活かして杉並の人とまちのために政治活動をする決意をいたしました。

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